最新記事
ウクライナ戦争

ロシア石油施設・ミサイル倉庫に、ウクライナ軍がドローン攻撃...映像拡散も、ロシア側は反論

Russian Missile Arsenal, Oil Facility Hit by Ukrainian Drones: Reports

2025年1月31日(金)19時10分
ジョン・ジャクソン
ロシア国内の施設にウクライナがドローン攻撃

Evgen Kotenko via Reuters

<戦争継続のために重要となるロシア国内の施設に対する「遠距離」の攻撃を増加させているウクライナ軍だが、その精度は向上していると英国防省も分析している>

ウクライナは、ロシア西部トベリ州の石油ポンプ場とミサイル貯蔵施設に対し、ドローンによる夜間攻撃を行った。同国の情報当局者が1月29日、報道機関に明らかにした。SNSには夜空を真っ赤に染めて施設が大炎上する動画や、ウクライナ国内から攻撃地点までを地図上で示した画像などが投稿されている。

■【動画】ロシア重要拠点にドローン攻撃...「爆発20回以上」、大炎上する施設の動画も拡散

ロイター通信は、ウクライナ保安庁(SBU)の匿名の情報提供者が攻撃の詳細を明かしたと報じた。英字紙キエフ・ポストとネットメディアのキエフ・インディペンデントも、ウクライナ情報当局者が攻撃について語ったと伝えている。

報道によれば、攻撃されたアンドレアポリ石油ポンプ場では、火災が発生し、石油製品が漏出した。一方、ミサイル貯蔵施設への攻撃では、その後、爆発が起きたという。

ウクライナによるロシア領土に対する最近のドローン攻撃は、ロシア軍の防空システムの脆弱性を浮き彫りにしている。

キャリア
企業も働き手も幸せに...「期待以上のマッチング」を実現し続ける転職エージェントがしていること
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナは単なる資源提供国にならず、ゼレンスキー

ワールド

ロシア、トランプ氏称賛 「ウクライナ戦争の主因はN

ビジネス

欧州、銀行規制簡素化の検討必要 過度な規制回避を=

ビジネス

中日両国は政策の意思疎通強化すべき、王商務相が経済
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 2
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「20歳若返る」日常の習慣
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 5
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    1月を最後に「戦場から消えた」北朝鮮兵たち...ロシ…
  • 8
    祝賀ムードのロシアも、トランプに「見捨てられた」…
  • 9
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景…
  • 8
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 9
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 10
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中