最新記事
シリア

シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防空システムを政府軍から奪った証拠画像

Syrian Rebels Capture Russian Pantsir System: Reports

2024年12月2日(月)17時58分
エリー・クック
奪還したアレッポの古城前でポーズをとる反政府勢力の戦闘員たち

奪還したアレッポの古城前でポーズをとる反政府勢力の戦闘員たち(11月30日) Anas Alkharboutli/dpa via Reuters Connect

<突如、大規模攻勢に転じたシリアの反政府勢力が、第二の都市アレッポを制圧。撤退する政府軍から奪取したとみられるロシアの最新型地対空ミサイルの画像がネット上で拡散されている>

内戦が膠着していたシリアで11月27日、反体制派武装勢力が8年ぶりに突如、同国北部に大規模攻撃を開始。政府側に奪われていたシリア第二の都市アレッポを制圧した。

【画像】ロシアの防空システム「パーンツィリ」と誇らしげな反政府勢力

ソーシャルメディアに拡散されている画像によると、反政府勢力はその時にロシアの最新型地対空ミサイル「パーンツィリ」も鹵獲したようだ。

画像からすると、アレッポでは、多連装ロケットランチャーやパーンツィリシステムといったロシアの兵器や装備が、反政府勢力の手に渡ったように見える。

本誌はこの情報を独自に確認することはできなかったが、アメリカを拠点とするシンクタンク戦争研究所(ISW)は11月30日、シリア軍戦闘員が「慌てて撤退する中で放棄した貴重な軍装備品」を、反政府勢力が「確保したようだ」と発表した。

11月27日、反政府勢力はアレッポとその南にあるハマ県に奇襲を仕掛けたが、シリア軍およびロシアの盟友であるバッシャール・アサド大統領を支持する勢力からの抵抗にはほとんど遭遇しなかったようだ。

反政府勢力は、2016年にアサド政権によって追い出されたアレッポとハマを取り返すことに成功した。

日本企業
変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本のスタートアップ支援に乗り出した理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送-米ミネソタ州での移民取り締まり、停止申し立て

ワールド

移民取り締まり抗議デモ、米連邦政府は原則不介入へ=

ビジネス

アングル:中国「二線都市」が高級ブランドの最前線に

ワールド

焦点:トランプ氏のミサイル防衛構想、1年経ても進展
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 4
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 5
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 6
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中