[12日 ロイター] - イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXが12日、ナスダック市場に‌上場した。株価は一時20%超急伸し、時価総額は2兆ドルを超えた。

初値は150ドルで、新規株式公開(IPO)価格の135ドルを11%上回った。

足元の取引で、株価は約164ドルで推移。時価総額で米国6位の企業となった。

今後、アンソロピックやオープンAIといった人工知能(AI)分野の注目企業のIPOを控えていることもあり、スペースXの上場は投資家の需要を測る試金石として注視されていた。

マスク氏は取引開始前、「スペースXが成功する可能性は10%だと思っていた」と語っていた。

IPOでは約5億5555万株を発行し、過去最大となる750億ドルを調達。2019年のサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを大きく上回り、過去最大を更新した。

マーサー・アドバイザーズのドン・カルカニ最高投資責任者は「IPO初日の株価は総じて変動がかなり激しく、初日のパフォーマンスが必ずしも中期的な株価の推移を予測するものではない」と慎重な見方を示した。

コロンビア大学ビジネス・スクールのシバラム・ラジゴパル教授は「2026年は『メガIPOの年』として歴史に刻まれるだろう」とし、「金融危機以降の低金利、プライベートクレジットのブーム、AI企業に対する非現実的な期待によって生じたバブルのピークを示唆している可能性さえある」と述べた。

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