反政府勢力は複数の武装勢力の集合体で、アルカイダ関連組織のシャーム解放機構が中心的な役割を果たしている。

対立は近年、比較的鎮静化していたが、シリア内戦が始まった2011年から最初の10年間では30万人以上の市民が死亡したと国連は2022年に推定している。

ロシアはアサド政権を支援しており、2015年には空爆でアサドを支えた。

ワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は、ロシアの参戦について「シリアとイランが支援する地上部隊に決定的な空軍力を提供し」、アサドのシリア領土の支配を広げたと評している。

だが今、ロシアはウクライナでの熾烈な戦争に深く関与している。もう一方の後ろ盾であるイランはイスラエルと一触即発の状態だ。レバノンのシーア派勢力でイランの代理勢力であるヒズボラも、イスラエルの攻撃で弱体化。そうした隙を狙った攻撃とみられる。

アサド政権に忠誠を誓うシリア軍は11月30日、反政府勢力がアレッポとアレッポ南西のイドリブの複数の地点で「大規模な攻撃を開始した」と発表し、親政権派の兵士が「数十人」殺害されたと伝えた。

シリア軍は防衛線を強化するために撤退した。アサドの支配に対するここ数年で最も重要な挑戦に対して「反撃の準備をする」ためだ、と軍は述べている。

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シリア軍も反撃、一部で衝突も
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