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ロシアが次世代ICBM「サルマト」発射実験 プーチン『戦闘能力強化』

2022年4月21日(木)07時41分
ロシアの次世代の重量級ICBM「サルマト」

ロシア国防省は20日、次世代の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の初めての発射実験を行ったと発表した。(2022年 ロイター/Russian Defence Ministry/Handout via REUTERS)

ロシア国防省は20日、次世代の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の初めての発射実験を行ったと発表した。

国防省によると、ミサイルは北西部プレセツクから発射され、約6000キロ離れた極東カムチャツカ半島の標的に命中した。

ロシアは長年にわたりサルマトを開発しており、発射実験の実施は想定されていたものの、ウクライナ侵攻が8週間目に入り、地政学的な緊張が高まっているときに実施。プーチン大統領は「最高の戦術的、技術的特性を持ち、現代のあらゆるミサイル防衛を克服できる」とし、「ロシア軍の戦闘能力が強化され、外的な脅威からロシアの安全が守られる」と述べた。

国防省は、サルマトは「世界最強で、標的の破壊範囲が最も長いミサイルで、ロシアの戦略核戦力の能力が大幅に向上する」と表明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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