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ロシア国営テレビで反戦訴えた女性スタッフに罰金280ドル=裁判所

2022年3月16日(水)08時41分
ロシア国営テレビ「チャンネル1」の女性従業員マリーナ・オフシャンニコワ

ロシアの裁判所は15日、国営テレビ「チャンネル1」の従業員とされる女性がスタジオでの生放送中に映り込み、反戦を訴えた行為は法律に違反するとして、女性に対し3万ルーブル(280ドル)の罰金を科した(2022年 ロイター)

ロシアの裁判所は15日、国営テレビ「チャンネル1」の女性従業員マリーナ・オフシャンニコワさんがスタジオでの生放送中に映り込み、反戦を訴えた行為は抗議活動に関する法律に違反するとして、オフシャンニコワさんに対し3万ルーブル(280ドル)の罰金刑を科した。

オフシャンニコワさんが他の一段と重い罪にも問われる可能性があるかは現時点で不明。オフシャンニコワさんの弁護士からのコメントは得られていない。

オフシャンニコワさんは14日、ニュースを読み上げるキャスターの背後で、ロシア語と英語で「戦争反対。戦争をやめろ。プロパガンダを信じるな。この人たちはあなたにうそをついている」と書いたプラカードを掲げ、「戦争やめろ。戦争反対」と叫んだ。

これに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「この女性に関する限り、これはフーリガン行為だ」と述べた。

審理後、オフシャンニコワさんは記者団に対し、14時間以上尋問され、家族と話すことは許されず、法的支援を受けることもできず、疲れ果てたと話した上で、これ以上のコメントをする前に休息が必要とした。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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