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ベルギー、欧州で初めて南ア新変異株を確認 トルコ経由でエジプト旅行をした女性が感染

2021年11月27日(土)07時45分
新型コロナウイルスの顕微鏡写真

ベルギーのフランク・ファンデンブルック保健相は、南アフリカで感染が広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」による感染を国内で確認したと発表した。欧州域内で新たな変異株の感染が確認されたのは初めて。写真は新型コロナウイルスの顕微鏡写真(2021年 ロイター)

ベルギーのフランク・ファンデンブルック保健相は26日、南アフリカで感染が広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」による感染を国内で確認したと発表した。欧州域内で新たな変異株の感染が確認されたのは初めて。

トルコ経由でエジプトに旅行していた成人女性が帰国から11日後にインフルエンザのような症状を呈したため、今月22日に検査を受けたところ陽性反応が見られ、新たな変異株が検出された。この女性はワクチン未接種者だが、現時点で重症化する兆候はないという。

女性の家族に症状が出た人はいないが、検査を受けているとした。

ベルギーのデクロー首相は感染第4波抑制に向け、27日から3週間にわたりナイトクラブの営業を停止するほか、レストランやバーの営業時間を午後11時までとし、1テーブル当たりの収容人数を最大6人までにすると発表。冠婚葬祭を除き個人的なパーティーや集会も禁止するとした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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