最新記事

新型コロナウイルス

米5州で2019年12月に7人がコロナ感染していた 最初の報告の数週間前

2021年6月16日(水)09時33分
サージカルマスク

米国で初めて新型コロナウイルスの感染が報告される数週間前の2019年12月に、米国の5つの州で少なくとも7人が新型コロナに感染していたことが米政府の最新の研究で明らかになった。写真は2020年12月撮影(2021年 ロイター/Shannon)

米国で初めて新型コロナウイルスの感染が報告される数週間前の2019年12月に、米国の5つの州で少なくとも7人が新型コロナに感染していたことが米政府の最新の研究で明らかになった。

米国立衛生研究所(NIH)の研究プログラムに向け20年1月2日─3月18日に採取された2万4000件以上の血液サンプルの一部から新型コロナの陽性反応が検出された。これらはイリノイ州、マサチューセッツ州、ミシシッピ州、ペンシルバニア州、ウィスコンシン州で採取されたもので、感染から約2週間経過しないと抗体が検出されないことから、サンプルを採取する少なくとも数週間前に感染した可能性が高いという。米国で最初の感染報告があったのは20年1月19日だった。

イリノイ州の血液サンプルは20年1月7日、マサチューセッツ州では20年1月8日に採取されており、これらの州では19年12月下旬時点に新型コロナが存在していことが示唆された。

グローバルデータの感染症・眼科担当ディレクター、マイケル・ブリーン氏は、「検査をより迅速かつ広範囲に実施していれば、当初考えられていた以上に感染が拡大し、われわれの対応レベルに影響を与えていたことがデータからうかがえる」と述べた。

今回の発表は、米国で最初のコロナ患者が確認された20年1月19日以前に国内でウイルスが拡散していた可能性を示唆する米疾病対策センター(CDC)の研究を裏付けるものとなる。

ロイターの集計によると、米国のコロナ感染者数は累計で3360万人。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中