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ドイツ首相府、コロナ対策のロックダウン延長を提言

2021年3月22日(月)11時18分

ドイツ首相府はのメルケル首相と州首相との会議に向け、新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)の延長が必要などとする提言案をまとめた。政府の営業停止令に灯りをともして反対の意思を示すバー、ベルリンで19日撮影(2021年 ロイター/Christian Mang)

ドイツ首相府は22日のメルケル首相と州首相とのバーチャル会議に向け、新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)の延長が必要などとする提言案をまとめた。

人口10万人当たりの新規感染者数が医療崩壊を招く水準に達したのを受けた。

今月初めに開かれた前回の会議でメルケル首相は制限措置を段階的に緩和することで州首相らと合意した。

ただ、ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、21日時点で直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は103.9人と、集中治療室(ICU)の空きがなくなり始める水準とされる100人を超えた。

首相府の提言案は、ロックダウンを4月18日まで延長し、10万人当たりの新規感染者が100人を上回る地域には前回会合で決定した「緊急ブレーキ」を発動し、制限緩和を中断するという内容になっている。

提言案は感染者数が多い地域での夜間外出禁止令の可能性に触れているが、対象時間は記されていない。

また、社員が在宅勤務をできない企業について、毎週最低1回のコロナ検査を社員に提供するよう義務付けている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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