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中国カンシノ、新型コロナワクチンを人民解放軍と共同開発 軍限定で使用承認

2020年6月29日(月)15時08分

中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)は、人民解放軍の軍事科学院と共同開発している新型コロナウイルスのワクチンを同軍に限定して使用する承認を得たと発表した。写真は天津で2018年11月撮影(2020年 ロイター/Stringer)

中國のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)は29日、人民解放軍の軍事科學院と共同開発している新型コロナウイルスのワクチンを同軍に限定して使用する承認を得たと発表した。治験で安全性と一定の効果が確認されたという。

このワクチンは、中國の企業や研究機関が開発中でヒトへの治験が承認されている8種類の候補の1つ。

カンシノが當局に提出した文書によると、中國の中央軍事委員會は25日、人民解放軍による同ワクチン使用を1年間認めることを決定した。
カンシノによると、このワクチンは第1相、第2相の治験で新型コロナ感染症を予防する可能性が示されたが、実用化のめどは立っていないという。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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