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英製薬大手アストラゼネカとの共同ワクチン、臨床試験の成功確率50%=オックスフォード大教授

2020年5月25日(月)11時25分

英オックスフォード大学が英製薬大手アストラゼネカと共同で開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、責任者のエイドリアン・ヒル(写真)教授は、現状で臨床試験が成功する確率は50%しかないとの見方を示した。2015年1月、オックスフォードで撮影(2020年 ロイター/Eddie Keogh)

英オックスフォード大学が英製薬大手アストラゼネカと共同で開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、責任者のエイドリアン・ヒル教授は、現状で臨床試験が成功する確率は50%しかないとの見方を示した。英国内でコロナ感染が急速に減っているため。英紙テレグラフに明らかにした。 

ヒル氏によると、今後の治験は任意の被験者1万人を対象に行うが、コロナ感染率が低下しているため、「結果が出ない」恐れがあるという。同氏は「消えようとしているウイルスとの、時間との競争だ」と語った。

ヒル氏が率いる同大ジェンナー研究所のチームは、試験用ワクチンの第1段階の治験を4月に開始。この段階にこぎ着けたワクチン候補はほんの一握りしかない。

[ロイター]


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