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新型コロナウイルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?──実験結果

2020年4月17日(金)13時20分
松丸さとみ

プーン教授は今回の結果を受けて、食料品を購入してきた後に心配な人は、保存のきく食材なら、買い物袋の中に1日ほど放置してから触るようにした方がいいかもしれない、と提案している。「こうすれば、ウイルスの濃度がかなり低下するだろう。とはいえもっとも大切なのは、手を洗うことだ」。

今年3月には、米国立アレルギー・感染症研究所の研究者らが同様に、物の表面に付着した新型コロナウイルスの感染力の持続時間について調査していた。結果は、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載されている。

この論文によると、銅の表面では最長で4時間、ボール紙で最長24時間、ウイルスは感染力を保ったままだった。ステンレスとプラスチックの場合、2~3日は感染力を保っていたという。

ただし研究チームは、感染力の持続時間は、現実の生活では気温や湿度、換気状態、ウイルスの数などによって異なるとしている。また、実際にどのくらいのウイルスがあれば人が感染するかを知るには、さらなる研究が必要だと述べている。

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