最新記事

タイ

タイ銃乱射で29人死亡 立てこもりの兵士は射殺

2020年2月10日(月)08時20分

タイ東北部ナコンラチャシマ県で起きた乱射事件で、治安当局はショッピングモールで立てこもりを続けていた陸軍兵士の男を射殺した。この乱射事件では、少なくとも29人が死亡、57人が負傷した。写真は運び出される治安部隊当局者。9日撮影(2020年ロイター/Athit Perawongmetha)

タイ東北部ナコンラチャシマ県で起きた乱射事件で、治安当局は9日、ショッピングモールで立てこもりを続けていた陸軍兵士の男を射殺した。この乱射事件では、少なくとも29人が死亡、57人が負傷した。

警察によると、容疑者は、地元の基地に所属するジャカパン・トンマ容疑者(32)。約12時間にわたりショッピングモールにたてこもり、犠牲者の大半はショッピングモールにいた買い物客など。

プラユット首相は記者会見で、容疑者の部隊長の親戚との間のもめごとが犯行の理由だと説明した。

現場は首都バンコクの北東約250キロ。現地時間8日午後3時(日本時間同5時)頃に容疑者は基地で上官らを銃撃して射殺し、車で逃走、その後、ショッピングモールに押し入った。

陸軍指揮官によると、容疑者は基地から銃や銃弾、軍用車などを盗み、犯行に使用した。

事件が起きる数時間前には、自身のフェイスブックに「不正行為により金持ちになり、他の人を利用している」などと批判的なメッセージを投稿をしていた。また、犯行中にもフェイスブックを更新していたが、その後、投稿は削除された。

タイでは、反政府活動が長引く南部を除き、銃乱射事件はまれ。

[ナコンラチャシマ(タイ) ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20200218issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年2月18日号(2月12日発売)は「新型肺炎:どこまで広がるのか」特集。「起きるべくして起きた」被害拡大を防ぐための「処方箋」は? 悲劇を繰り返す中国共産党、厳戒態勢下にある北京の現状、漢方・ワクチンという「対策」......総力レポート。


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

フィリピン、制裁対象国からの石油調達へ米国と協力

ビジネス

エネルギーショック対策、減税や補助金は有効でない=

ビジネス

特定のペース念頭に置かず政策判断、大方の委員が認識

ワールド

豪2月CPI、前月比横ばい コアインフレは予想下回
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆保険」を達成した中国の医療保険の実態とは
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下位になった国はどこ?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 6
    スペイン王室、王妃と王女の装いに見る「母から娘」…
  • 7
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 8
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 9
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中