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デモ仏、黄色いベスト運動開始から1年でデモ パリ衝突では124人連行
フランスで政権に抗議する「黄色いベスト運動」の開始から1年となるのを控えた16日、全国で2万8000人がデモを行った。写真は1周年を迎えてデモに参加する市民。11月16日、パリで撮影(2019年 ロイター/Charles Platiau)
フランスで政権に抗議する「黄色いベスト運動」の開始から1年となるのを控えた16日、全国で2万8000人がデモを行った。内務省が発表した。デモの規模はここ数週間からは増えたが、2018年11月17日の初日に集まった28万2000人と比べると1割以下にとどまった。
16日はパリでは4700人がデモに参加。デモ隊は自動車に放火した上、警察に石やボトルを投げつけた。警察は催涙ガスや放水で対応した。プラス・ディタリーではHSBC銀行の支店が襲撃された。
オステルリッツ駅へ向け進行の準備をしていたデモ隊は、凱旋門近くのポルト・ドゥ・シャンペレ近辺で警察と衝突した。
当局によると、パリでは警察が124人を尋問のため連行、78人の身柄を拘束した。
警察はまた、数百人のデモ隊がパリの環状道路を占領するのを阻止するために介入した。
他の都市では南部マルセイユで1000人がデモ行進したが、全体としては平穏だった。
昨年11月に燃料価格の引き上げと生活費の上昇への不満から始まった黄色いベスト運動は、マクロン大統領と経済政策に反対する幅広い運動に発展。抗議活動はここ数カ月、弱まっていたが、指導者は16日、1周年のデモに参加するよう人々に呼び掛けた。
エッフェル塔など観光地近くでのデモは禁止され、地下鉄は16日に20駅が閉鎖された。
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