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北朝鮮またも飛翔体発射 相次ぐ国連決議違反にもトランプ問題視せず

2019年8月2日(金)10時51分

北朝鮮が新たな飛翔体を発射したと明らかにした。現時点で入手している情報によると、最近実施された2回の短距離ミサイル発射実験と似ているという。写真は北朝鮮のミサイル発射を伝える韓国のテレビ。ソウルで8月31日撮影(2019年 ロイター/Kim Hong-Ji)

複数の米政府当局者は1日、北朝鮮が新たな飛翔体を発射したと明らかにした。現時点で入手している情報によると、最近実施された2回の短距離ミサイル発射実験と似ているという。

韓国軍は、北朝鮮の咸鏡南道から日本海に向けて現地時間2日午前2時59分と同3時23分に未確認の短距離飛翔体が発射されたと明らかにした。

聨合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は「追加発射に備えて状況を監視し、即応態勢を整えている」と表明している。

ある米当局者は匿名を条件に、北米の脅威とならない飛翔体が少なくとも1発検知されたとした上で、複数の飛翔体が発射された可能性もあると述べた。

北朝鮮は7月25日に2発の短距離弾道ミサイルを発射し、31日にも同様のミサイルを発射したばかりだ。

トランプ米大統領は新たな飛翔体のニュースが伝わった直後、一連の発射についてホワイトハウスで記者団に対し、短距離で「非常に標準的なもの」として問題視しない姿勢を示した。

*内容を追加しました。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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