最新記事

金正恩

北朝鮮、建国70年の軍事パレード 対米配慮?弾道ミサイル登場せず

2018年9月10日(月)08時34分

 9月9日、北朝鮮は建国70年の記念日を迎え、平壌の金日成広場で軍事パレードを行った。(2018年 ロイター/Danish Siddiqui)

北朝鮮は9日、建国70年の記念日を迎え、平壌の金日成広場で軍事パレードを行った。軍事パレードでは、米国本土を射程に入れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)は姿をみせず、国内経済の発展や南北統一などの和平を強調する内容となった。

トランプ米大統領はツイッターで、長距離ミサイルが登場しなかったことは北朝鮮の「非核化に向けた取り組み」を示している」と評価。金正恩氏に謝意を示した上で、米朝対話が停滞していると指摘する人が間違っていることを2人で証明する、と主張した。

軍事パレードでは、金正恩氏が中国共産党序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人代)常務委員長(国会議長)と笑顔で手を上げて歓声に応える様子がみられた。

中国国営中央テレビによると、金正恩氏は栗氏に、北朝鮮は経済発展に注力しており、中国の経験に学ぶことを望んでいると伝えた。

また「シンガポールでの米朝首脳会談の合意を支持しており、そのための措置を取った。朝鮮半島の政治的解決を共に推進するため、米国からの措置を期待している」と述べた。

金日成広場では朝鮮労働党序列2位の金永南最高人民会議常任委員長が演説し、北朝鮮は、軍事強国としての地位を達成したと強調。今後は経済強化の取り組みを進めると表明した。

北朝鮮は、軍事パレードや今回の一連の祝賀行事に多くの外国報道陣を招待した。夜にはメーデースタジアムで、10万人規模の市民を動員したマスゲームが5年ぶりに行われた。



[平壌 9日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプの帝国
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月10号(2月3日発売)は「トランプの帝国」特集。南北アメリカの完全支配を狙う新戦略は中国の覇権を許し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、重要鉱物で「貿易圏」構築を提案 中国依存低減を

ワールド

習氏、台湾問題は米中関係で「最重要」 トランプ氏と

ワールド

米イラン協議、6日にオマーンで開催 核問題中心に討

ワールド

米政権、ミネソタ州派遣の移民職員700人削減へ=国
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 9
    戦争の瀬戸際の米国とイラン、トランプがまだ引き金…
  • 10
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中