最新記事

ロシア大統領選

ロシア大統領選、大規模すぎるイカサマ投票の瞬間 プーチン再選は白紙に?

2018年3月19日(月)18時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

暴力を受けた者もいる。中道リベラル派野党「ヤブロコ」の創設者で、今回の選挙に立候補したグリゴリー・ヤブリンスキーの関係者は、ダゲスタン共和国の首都マハチカラの投票所で不正行為を記録しようとしていたところ、警察に身分証明書の提示を求められたという。そして、何をしていたのか問い詰められ、撮影したビデオは破壊された。しかし何本かの映像はすでにオンラインに公開した後だったそうだ。

リュベルツィの投票所の結果は無効に

選挙の公平性を守るはずの選挙管理官が、堂々と不正を働く姿は衝撃的だ。これらの映像は、野党指導者のアレクセイ・ナワルニーの関係団体などによって報告されたという。オンラインで公開された映像は数十にものぼる。

投票日の夜には即日開票され、中央選挙管理委員会は早々にプーチンの勝利を宣言。得票率は75.9%に達すると伝えられたが、その数字を支えていたのは大規模すぎる不正行為だったかもしれない。

とは言え、投票の無効を決定した自治体もある。AP通信によると、リュベルツィの投票結果を無効にすると地方選挙管理委員会が話したそうだ。ロストフ州の州都ロストフ・ナ・ドヌや極東ウラジオストク郊外のアルチョ―ムという町でも不正の疑惑があり、調査が進められているという。今後の対応に注目が集まっている。

Media Fox Tr-YouTube


【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ECB、イラン戦争でも金利変更急ぐべきではない=政

ビジネス

南アフリカ経済、第4四半期は0.4%成長 市場予想

ワールド

「イラン国民は専制政治のくびき脱するべき」、イスラ

ビジネス

日産自、パパンCFOが退任 後任はレオンディス氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 6
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    トランプも無視できない? イランで浮上した「危機管…
  • 9
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 10
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中