最新記事

米朝関係

北朝鮮への「鼻血作戦」は存在せず=トランプ政権国務次官補

2018年2月16日(金)08時20分

2月15日、東アジア・太平洋担当の国務次官補に指名されたスーザン・ソーントン国務次官補代行は議会の承認公聴会で、北朝鮮を限定的に攻撃する「ブラッディー・ノーズ(鼻血)作戦」は存在しないとの見方を示した。2017年11月撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

東アジア・太平洋担当の国務次官補に指名されたスーザン・ソーントン国務次官補代行は15日、議会の承認公聴会で、北朝鮮を限定的に攻撃する「ブラッディー・ノーズ(鼻血)作戦」は存在しないとの見方を示した。ただ、北朝鮮には「何らかの方法で」核放棄を迫ると述べた。

米当局者はこれまでにロイターなどに対し、北朝鮮の核開発プログラムの完全破壊や金正恩体制の崩壊にはつながらないような限定的な攻撃を仕掛ける案がトランプ政権内で検討されていると明らかにしている。

これについて上院議員2人がソーントン氏の承認公聴会で、そのような戦略は存在しないとするホワイトハウス高官の発言に言及した。

民主党のシャヒーン上院議員は、トランプ政権内に「鼻血作戦」は存在しないのかと質問し、ソーントン氏は「私は存在しないと理解している」と答えた。

また、共和党のリッシュ上院議員は、最高位の政権関係者が『鼻血作戦』というものは存在しないと述べており、そのような戦略は検討したことも話題に上ったこともないとしている、と発言した。

ソーントン氏は、トランプ政権は北朝鮮と対話する用意があるものの、同国の非核化だけが論点になると強調した。その上で「外交的解決を通じて朝鮮半島の非核化を実現することが好ましいが、この目標は何としても達成する」と述べた。

[ワシントン 15日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 金正恩SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 金正恩

北朝鮮核危機 日本人が知らない全貌

Chapter 1 KIM JONG-UN

若き指導者の謎多きプロフィール

「暴君」金正恩の虚像と独裁国家の実像

最高指導者が暗殺されない理由

Chapter 2 MILITARY

ミサイル兵器は射程も脅威も拡大中

ミサイル実験「失敗」の真相

「核保有国」北朝鮮と世界は共存できるのか

北ミサイルの本当の実力は

世論に見る米核攻撃の現実味

Chapter 3 POLITICS

独裁者を悩ます中枢幹部の戦い

党大会で本格始動した正恩政権の「頼みの綱」 ほか

詳しくはこちら=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米当局者、早期の紛争終結を予想 イランは徹底抗戦の

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

イラン情勢注視続く、FRB金利見通しも焦点=今週の

ワールド

イスラエル、レバノンと数日内に協議へ ヒズボラと戦
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 7
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中