最新記事

米朝関係

米ペンス副大統領「北朝鮮と対話の用意、核放棄が条件」

2018年2月15日(木)09時50分

 2月14日、ペンス米副大統領は、ニュースサイト「アクシオス」のインタビューに対し、米国は北朝鮮と対話を行う用意があるが、北朝鮮の核放棄が条件になるとの考えを示した。写真は8日、横田基地で演説する同副大統領。代表撮影(2018年 ロイター)

ペンス米副大統領は14日、ニュースサイト「アクシオス」のインタビューに対し、米国は北朝鮮と対話を行う用意があるが、北朝鮮の核放棄が条件になるとの考えを示した。

米国は北朝鮮に対し引き続き外交的、経済的な圧力を強め、同国が核開発プログラムを放棄するまで制裁措置は解除しないと述べた。

その上で「米国のゆるぎない政策を北朝鮮に伝える機会があるなら、対話に前向きとの立場をトランプ大統領は明確にしてきた」と語った。ただ「対話は交渉ではない」とも述べ、「対話とは互いを理解することだ」とくぎを刺した。

ペンス副大統領は先週の韓国訪問の際、韓国政府と会談した北朝鮮高官代表団とは接触しなかった。副大統領はこれについて、北朝鮮が「地球上で最も専制的で圧政的な体制」を敷いていることを考慮し、あいさつを交わさなかったと発言。「金正恩朝鮮労働党委員長の妹の金与正氏を避けたわけではなく、無視したのだ」と述べ、「独裁者の妹であるだけでなく、扇動活動の主導者でもある人物を容認したり注意を向けたりすることは、米国として適切ではないと考えた」と説明した。

北朝鮮が韓国の文在寅大統領に訪朝を要請したことについては、南北対話にかかわらず、北朝鮮への圧力を強める必要性について同盟国間に立場の相違はないと強調。

「制裁の圧力(緩和)について前進する前に、北朝鮮が核兵器プログラムを永久に放棄する必要があるとの共通の決意で引き続き結束している」と述べた。



[ワシントン 14日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 金正恩SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 金正恩
北朝鮮核危機 日本人が知らない全貌
Chapter 1 KIM JONG-UN
若き指導者の謎多きプロフィール
「暴君」金正恩の虚像と独裁国家の実像
最高指導者が暗殺されない理由
Chapter 2 MILITARY
ミサイル兵器は射程も脅威も拡大中
ミサイル実験「失敗」の真相
「核保有国」北朝鮮と世界は共存できるのか
北ミサイルの本当の実力は
世論に見る米核攻撃の現実味
Chapter 3 POLITICS
独裁者を悩ます中枢幹部の戦い
党大会で本格始動した正恩政権の「頼みの綱」 ほか

【紙版】

amazon.pngrakuten.png7net.pngtsutaya.png

【デジタル版】

kindle.pngkobo.pnghonto.pngbooklive.png

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

チリで山火事拡大、少なくとも19人死亡 多数が避難

ワールド

EU、グリーン技術の公共調達に「欧州製」ルールを計

ワールド

ブルガリア大統領が辞任表明、新党結成の臆測も

ワールド

仏首相、予算成立へ特別権限行使へ 不信任決議回避の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生物」が侵入、恐怖映像と「意外な対処法」がSNSで話題に
  • 2
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危険生物」を手渡された男性、「恐怖の動画」にSNS震撼
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    中国、欧米の一流メディアになりすまして大規模な影…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 9
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 10
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中