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米中関係

中国・上海市がGMに罰金、現地合弁の独占行為で

2016年12月24日(土)07時25分

中国の上海市当局は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の中国合弁企業に対し、独占的な価格設定行為で2億0100万元(2900万ドル)の罰金を科す。写真はGMのロゴ。ミシガン州で昨年10月撮影(2016年 ロイター/Rebecca Cook/File Photo)

中国の上海市当局は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の中国合弁企業に対し、独占的な価格設定行為で2億0100万元(2900万ドル)の罰金を科す。中国の国営中央テレビ(CCTV)が報じた。

罰金の対象となったのは、GMと上海汽車(SAIC)<600104.SS>の合弁である上海GM。

国営英字紙チャイナ・デーリーは先週、中国当局が独占的行為で米自動車メーカー1社に近く罰則を科すと報じていた。

上海市当局は「キャデラック」や「ビュイック」などの一部車種で最低価格を設定していたとしている。

GMは電子メールで「事業を展開する現地の法律・規則を尊重する」とし、「適切な対応策を講じるため、われわれの合弁会社に全面的な支援を提供する」との見解を示した。

SAICは現時点でコメントの要請に応じていない。

トランプ次期米大統領は「一つの中国」政策を疑問視する立場を示したほか、通商顧問に対中強硬派のピーター・ナバロ氏の起用を決めている。ただ、GMへの罰金がトランプ氏の言動を受けた報復措置であるとの証拠はない。



[北京 23日 ロイター]


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