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トランプの首席戦略官バノンは右翼の女性差別主義者

2016年11月16日(水)18時07分
ルーシー・クラーク・ビリングズ

 同じくニューヨーク・ポストが入手した裁判資料では、バノンが元妻に暴力をふるう様子が詳述されている。1996年の離婚手続書類には、バノンが当時の妻メアリー・ルイーズ・ピッカードの「喉元と腕」をつかみ、「双子の娘を連れて家を出ろ」と脅迫したと書かれている。

 バノンは、アリゾナ州オラクルの研究施設「バイオスフィア2」の所長だった1990年代にもセクシャルハラスメントで提訴されている。前所長のマーガレット・オーガスティンは、バノンと友人の銀行家マーティン・ボーウェンが自分に対し「挑発的で猥褻な言葉を投げかけたこと、研究施設の女性職員たちを侮辱したこと」を証言した。

 オーガスティンは、こう申し立てている。バノンがある職員について「問題は、男の仕事を女がやっていることだ」と言ったことがある。また女性の胸のことを卑猥な言葉遣いで話題にした。会社主催のパーティーでバノンと踊ったときは、「手首を強くつかまれて、自分と関係を持ったら、ほかの人とやりたくなくなると言われた」。

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