最新記事

英王室

メーガン妃は「ヒールを履いた独裁者」...再び非難を浴びているのはなぜか?

2024年10月05日(土)09時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
メーガン妃

REUTERS/Akintunde Akinleye

<メーガン妃を「悪魔のような上司」と元スタッフが語っていたことが判明。しかし、同じタイミングで現スタッフによる「べた褒め報道」も。何が起きているのか?>

メーガン妃が、新たな告発と疑惑に直面している。メーガン妃を「悪魔のような上司」と語り、「ヒールを履いた独裁者」としてスタッフを怯えさせていたことが夫妻に近い情報筋として米メディアで報じられたからだ。

【関連写真】メーガン妃は「ヒールを履いた独裁者」...ピンヒールで球技、ぶかぶかパンプスで公務 を見る


 

2018年にメーガン妃がヘンリー王子と結婚した直後、2人の補佐官がメーガン妃によるいじめを告発したことで、イギリス王室は内部調査を行なっている。その調査結果は公表されなかったものの、これを「自分の評判を貶めるために計画された、中傷キャンペーン」であるとしてメーガン妃は全面否定している。

しかし、メーガン妃が多くの人を怒らせ、気難しい人物であるという証言はこれまでいくども報道されてきた。そして今回、新たに浮上している疑惑は、王室を去った後にも嫌がらせが続いていた可能性だ。

「大人の男性を泣かせるのを見てきました。ヒールを履いた独裁者のごとく歩き回り、怒鳴り散らしては命令し、物事が思い通りにいかないと癇癪を起こします」。また、「彼女[メーガン妃]は人を蔑み、アドバイスを聞かず、容赦ない要求をします」と、その冷徹な振る舞いについても暴露されている。

しかし、奇妙なことに同じタイミングで、メーガン妃に好意的なメディアとして知られる「Us Weekly」誌が、メーガン妃の国際広報担当のアシュリー・ハンセン氏のインタビューを掲載したのだ。

「メーガン妃がいつも親身になってくれる」という、ハンセン氏の過剰な称賛には疑問の声も多く、広報チームによるPR戦略であると大方は見られている。

もし広報戦略であればあまりにもわざとらしく、露骨な「反撃」はかえって騒ぎを大きくし兼ねないため失敗である。通常であれば、まずは静かに事態を見守るのが得策であるからだ。

ただし、メーガン妃がコントロールできない状況もありうるという。それは、もし元スタッフが訴訟を起こすという選択肢を取った場合だ。その時は、メーガン妃の新たなビジネスにも悪影響があるとして、PR専門家でコンサルタントのエリック・シファー氏は本誌に次のように語る。

「信頼に関わることです。こういった疑惑を持たれても、それを否定し、信頼の回復に努めてきた人物[メーガン妃]が、これまで秘密にされていたスタッフとのやりとりが次々と報道されています。

ゴジラのような無謀な振る舞いでスタッフに反感を買われるような上司とは思われたくないはずです。それは自身のブランドとしても望ましくありません。これが事実である限り、自分がどのように報道されて伝わっているのか、それを正しく理解する必要があります」

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、ソマリランドを初の独立国家として正式承

ワールド

ベネズエラ、大統領選の抗議活動後に拘束の99人釈放

ワールド

ゼレンスキー氏、和平案巡り国民投票実施の用意 ロシ

ワールド

ゼレンスキー氏、トランプ氏と28日会談 領土など和
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 3

    超一流を育てるユダヤ人の家庭教育で受け継がれてき…

  • 4

    ハンドメイド資格・手芸資格の取得で趣味にとどまら…

  • 5

    「見せたら駄目」──なぜ女性の「バストトップ」を社…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 3

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:ISSUES 2026

特集:ISSUES 2026

2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン