最新記事
ヘルス

娘の「眼球が踊ってる」と撮影、目の「異変」は癌が原因だった...「症状の存在知って欲しい」と動画公開

Mom Notices Baby's Eyes 'Dancing'—2 Days Later Came a Devastating Diagnosis

2025年4月12日(土)16時28分
ジャック・ベレスフォード
「踊る眼球」と説明されるOMSの症状

@christiemariesei/TikTok

<腫瘍の存在やウイルス感染が引き金になるオプソクローヌス・ミオクローヌス運動失調症候群(OMAS)は、四肢や目の異常な動きや、発話困難などを起こすという>

ある母親が、娘の「目」に表れた珍しい症状をとらえた動画をTikTok上で公開した。その症状は、のちに下された痛ましい診断の徴候だった。クリスティ・サイボルトの一家は2024年8月、娘のポージーが1歳の誕生日を迎えた2週間後に、人生を一変させる知らせを受けとった。

■【動画】娘の「目」に見たことのない異変...恐ろしい病気の症状だったことが判明した「踊る眼球」を母親が撮影

「ポージーは、オプソクローヌス・ミオクローヌス運動失調症候群(OMAS)を伴うステージ2の神経芽腫と診断された」と、サイボルトはニューズウィークに話した。

ポージーにはがんがあり、さらにOMASを併発していた。OMASは、神経系に影響する自己免疫疾患で、多くの場合、腫瘍の存在やウイルス感染が引き金になる。幼い子における四肢や目のそれまでにない動きや、発話困難や不規則な睡眠などの異常な行動を特徴とする。

「パーキンソン病によく似た症状」

「生後11か月で最初に(がんと)診断されたとき、ポージーは、ハイハイする、歩く、食べる、手を使うといった、それまでに身につけていた能力をすべて失った。(後で診断されたように)OMASがその原因だった」とサイボルトは話した。

「パーキンソン病の症状によく似た、絶えまない震え、速い眼球の動きが見られた。それはとてもおそろしかったし、体力を消耗させた。がんもそうだが、OMASはとてもおそろしい病気だ。しかも、いつ再発してもおかしくない」

東京アメリカンクラブ
一夜だけ、会員制クラブの扉が開いた──東京アメリカンクラブ「バンケットショーケース」で出会う、理想のパーティー
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アマゾン、3年ぶり米ドル建て社債発行 150億ドル

ビジネス

ドイツ銀、28年にROE13%超目標 中期経営計画

ビジネス

米建設支出、8月は前月比0.2%増 7月から予想外

ビジネス

カナダCPI、10月は前年比+2.2%に鈍化 ガソ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 7
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 8
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 9
    経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消…
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中