最新記事
パリ五輪

スヌープ・ドッグ、もはや主役の「ド派手衣装」で連日登場もアンチ見られず...パリ五輪レポートが「面白すぎる」と話題に

2024年8月10日(土)09時15分
千歳香奈子
スヌープ・ドッグ

スケボー男子パーク決勝の会場に現れたスヌープ・ドッグ(8月7日、パリ) Just Pictures/Sipa USA via Reuters Connect

<米NBCの特派員として現地レポーターを務める超大物ラッパーのスヌープ・ドッグ。推しアスリートを強調したTシャツや星条旗を模したド派手な衣装は現地でも大人気で、観客席で主役級の存在感を示している>

7月26日に開幕したパリオリンピック。連日熱戦を繰り広げているが、注目を集めているのは世界のトップアスリートだけではない。開会式当日に聖火ランナーを務めた米国の超大物ラッパー、スヌープ・ドッグも、「インパクト大」の装いで連日様々な競技会場に出没して大会を盛り上げている。

【写真】【動画】全身で推し選手を応援するスタイル...観客席でとにかく目立つ「ド派手衣装」のスヌープ・ドッグ

8月3日に行われたなでしこジャパンと米国が対戦したサッカー女子準々決勝の中継画面にも映り込んでいたことから、日本でも話題になったスヌープ。サッカーだけでなく、競泳から体操、ビーチバレー、バスケットボール、陸上など様々な競技会場で、推しアスリートの写真がプリントされたTシャツや星条旗を模したド派手な衣装でチームUSAを応援する姿が目撃されている。

そんなスヌープは、今大会では放映権を持つ米NBCの特派員として現地レポーターを務めているのだ。

ヒップホップ界の大御所とオリンピックは異色の組み合わせだが、「レポートがとにかく面白い」と評判で、現地での人気もうなぎ上りとなっている。

アンチはほぼ見られず

トム・クルーズら多くのハリウッドスターも観戦していた体操女子団体予選では、絶対女王シモーネ・バイルズのTシャツ姿で登場し、誰よりも目立っていた。また、馬術・馬場馬術団体グランプリ決勝では、黒のヘルメットと手袋にジャケットと白いシャツという馬術選手の「正装」姿で現れ、「ダンスする前の馬にニンジンやリンゴをあげたい」と話し、選手と共に競技に参加する馬に餌を与える姿もカメラに捉えられている。

観客席からの応援やレポートだけでなく、柔道やフェンシングなど様々な競技にも自ら挑戦し、その姿も公開している。23個の金メダルを獲得した競泳界の元スター、マイケル・フェルプスから泳ぎを教わるという夢のような企画では、「私は水泳選手のような体つきをしていると思う。見て、私たちの体は似ているよ。双子かもしれない」とレジェンド相手にジョークを飛ばすなど、その言動や独特のユーモアでも視聴者を楽しませている。

体操女子団体予選では選手たちに自分の存在をアピールするため、ダンスを披露。客席で踊るスヌープを見つけたシモーネとジョーダン・チャイルズが一緒に踊り出す様子もTikTokに投稿されて話題を呼んだ。

時に選手以上に注目を集めることもあるが、ネットの反応はすこぶる良く、アンチはほとんど見られない。「最高のオリンピックにしてくれた」「パリのレジェンド」との声が寄せられ、ハリウッド・レポーター誌も「2024年オリンピックにおける国宝」と評している。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン再攻撃計画か、トランプ氏に説明へ

ワールド

プーチン氏のウクライナ占領目標は不変、米情報機関が

ビジネス

マスク氏資産、初の7000億ドル超え 巨額報酬認め

ワールド

米、3カ国高官会談を提案 ゼレンスキー氏「成果あれ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中