最新記事
アメリカ経済

「トランプ2.0」に備える米株市場、関税・減税が鍵...ボラティリティーに警戒も

2024年11月8日(金)09時54分
ニューヨーク証券取引所

11月6日、米大統領選でトランプ前大統領が勝利したことを受け、米株式市場では減税や規制緩和に期待が高まっている。ニューヨーク証券取引所で同日撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

米大統領選でトランプ前大統領が勝利したことを受け、米株式市場では減税や規制緩和に期待が高まっている。同時に、株式市場や為替相場などあらゆる話題に言及するトランプ氏の姿勢にも身構えている。

トランプ氏は選挙戦で関税と減税を柱に支持を訴えた。金融、暗号資産(仮想通貨)業界などの規制緩和も重要になるとみられる。


 

DWSグループの米州最高投資責任者デービッド・ビアンコ氏は、市場がトランプ政権について「インフレ加速や金利上昇を伴うとしても、成長を促すと考えている」と述べた。

政治情勢が市場を動かすことはあるが、通常はマクロ経済や企業業績の健全性、世界的なイベントに比べて二の次になりがちだと投資家は指摘する。

例えば、1期目のトランプ政権下でS&P総合500種は70%近く上昇した。同氏の関税政策でボラティリティーが生じたものの、ハイテク株が急騰したためだ。一方、同政権は化石燃料開発を支持する立場だったが、コロナ禍で世界経済がまひしたことを受けてエネルギーセクターは大きく下落した。

歴史は指針にならずか

2016年大統領選でトランプ氏が勝利した際は、低迷気味の米経済を減税などの政策が押し上げるとの期待から「リフレトレード」が広がり、銅先物や建設株などさまざまな資産に買いが入った。

地方自治体
人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪企業信頼感指数が急落、イラン戦争の影響懸念

ワールド

トランプ氏投稿のキリスト風画像、支持層の批判で削除

ビジネス

日産、車種を56から45に縮小 30年度までに米中

ワールド

ロシア、BRICS諸国に共同食料備蓄の創設呼びかけ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ「EV撤退」が示す、日本が失った力の正体
  • 2
    「いい加減にして...」ケンダル・ジェンナーの「目のやり場に困る」姿にネット騒然
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 5
    トランプがまた暴走?「イラン海上封鎖」の勝算
  • 6
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 7
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「違法レベル...」ゼンデイヤの「完全に透けて見える…
  • 10
    BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音楽市場で…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 8
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中