最新記事
経済

中国訪問したイーロン・マスク、政府高官らと相次ぎ会談 16皿のコース料理など厚遇受ける

2023年6月1日(木)11時34分
ロイター
テスラ車に乗り込むイーロン・マスク

米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は31日午前、中国商務省を訪問した。写真は北京のホテルを出てテスラ車に乗り込むマスク氏(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

中国訪問中の米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は31日、王文濤商務相と会談した。関係筋によると、同夜にはテスラの上海工場に足を運び、スタッフと会合する予定。

マスク氏は30日、プライベートジェットで北京に到着。秦剛外相や工業情報化相ら政府高官と相次いで会談した。さらに関係筋やソーシャルメディア上で共有された写真によると、テスラの主要サプライヤーである中国バッテリー大手・寧徳時代新能源科技(CATL)の曽毓群董事長と夕食を共にし、高級レストランで16皿のコース料理が振る舞われるなど、マスク氏への「厚遇」が顕著とだった。

一連の会談でどのような会話が交わされたのかは明らかになっておらず、マスク氏も公的にコメントしていない。中国ではツイッターが禁止されており、マスク氏のツイッターは沈黙している。

工業情報化省は、マスク氏とEVとコネクテッドカーの開発について意見交換が行われたと明らかにするにとどめ、商務省は中国におけるテスラの開発を巡り協議したと発表した。

また、ソーシャルメディア上ではマスク氏を「先駆者」や「世界的なアイドル」と称賛する声や「マスク氏のような人が中国にいればいいのに」というコメントも見られ、現地での人気ぶりも鮮明となった。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【20%オフ】GOHHME 電気毛布 掛け敷き兼用【アマゾン タイムセール】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

訂正-新興市場投資家、トランプ氏政権返り咲きを懸念

ワールド

豪政府は「ファシスト」、マスク氏が偽情報拡散防止法

ワールド

トルコ、ヨルダン川西岸の女性活動家死亡で捜査 国際

ワールド

ロシアはNATOへの限定核攻撃可能性明示すべき、タ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...いつしか「懐かしいだけの、美しい記憶の中の存在」に
  • 4
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    公的調査では見えてこない、子どもの不登校の本当の…
  • 8
    世界に離散、大富豪も多い...「ユダヤ」とは一体何な…
  • 9
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 10
    「とても健康で幸せそう」茶色いシミや黄ばみが酷評…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 6
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 7
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 8
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 9
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 10
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中