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韓国サムスン、競争激化の中国でのスマホ生産を終了 インド、ベトナムへシフト

2019年10月3日(木)08時15分

韓国のサムスン電子は、中国・恵州の携帯電話製造工場の操業を9月末に停止したと明らかにした。ニューデリーのサムスン店舗で2018年7月撮影(2019年 ロイター/Adnan Abidi)

韓国のサムスン電子は2日、中国・恵州の携帯電話製造工場の操業を9月末に停止したと明らかにした。

サムスンはロイターへの文書で、生産停止は効率向上に向けた「難しい決定」だったと説明した。同工場はサムスンが中国で操業する唯一の携帯電話工場。

中国国内の競争が激化しているため、生産中止を決めた。

サムスンは今年6月に同工場の生産を削減。昨年末には別の中国工場の操業を停止していた。

調査会社カウンターポイントによると、サムスンの第1・四半期の中国市場シェアは1%。2013年半ばには15%前後のシェアを確保していたが、華為技術(ファーウェイ)、小米(シャオミ)など中国メーカーにシェアを奪われた。

サムスンは「生産施設は、市場のニーズを踏まえた国際的な生産戦略に基づき、他の海外生産拠点に再配置する」と表明した。

同工場の生産能力や人員数は明らかにしていない。同社は近年、インドやベトナムなど、低コスト国でスマートフォンの生産を拡大している。

[ソウル ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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