コラム

「悪いのは中国」米無党派層の恨みがトランプ再選を後押しする

2020年05月13日(水)11時30分

こうした二極化が進行し、アメリカ人は昔に比べて、客観的な事実を見て意見や支持の対象を変えなくなっている。トランプは今回の危機で不適切な対応を繰り返したが、それほど支持を失わずに済むだろう。

それでも、大統領選の勝者を予想して賭けをしろと言われれば、私はトランプには賭けない。現代の米大統領選で景気後退期に再選した現職大統領がいないという事実は重い。ただし、大半のアメリカメディアほどトランプの敗北を強く予測するつもりはない。

トランプの状況は、一般に思われているより良好だ。現在のトランプの支持率は、過去に再選を果たした3人の大統領の同時期の支持率より低い。オバマ前大統領より4ポイント、ブッシュ(息子)元大統領より5ポイント、クリントン元大統領より8ポイント低い。しかし、再選できなかったブッシュ(父)元大統領より7ポイント、カーター元大統領より4ポイント支持率が高い。

つまり、歴史に照らせば再選は厳しいが、トランプ政権がさらに4年間続く可能性はまだある。

<2020年5月19日号「リモートワークの理想と現実」特集より>

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2020年5月19日号(5月12日発売)は「リモートワークの理想と現実」特集。快適性・安全性・効率性を高める方法は? 新型コロナで実現した「理想の働き方」はこのまま一気に普及するのか? 在宅勤務「先進国」アメリカからの最新報告。

プロフィール

サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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