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数字から見る英総選挙の結果とイギリスの未来
3.9%
これはイギリス全体でのスコットランド民族党(SNP)の得票率だ。もちろん、この数字は誤解を招きがちで、なぜならSNPはスコットランドにしか候補者を立てていないから。そしてそのスコットランドでは、SNPは圧倒的な勝利を収めている。
でもこれは、スコットランド以外のイギリス各地域の人々が、なぜ(スコットランド独立という)憲法上の大激変を望んでいないのかを物語っている。なぜなら、イギリス解体を主張する党SNPに票を投じたのは、イギリス全体で見れば約4%ということになるからだ(SNPのニコラ・スタージョン党首自身も、SNPに投票した人全員が、イギリスからの独立の是非を問う住民投票の再実施を望んでいるわけではない、と認めてはいる)。
5年
2011年の議会任期固定法によって、総選挙は政権与党の好き勝手で5年間のうち最も都合のいいときに行われるのではなく、5年ごとにしか行われないというのがイギリスの法律で定められた。だからその法律制定から間もない「早い時期」に、議員の3分の2以上の賛成を得て2つの選挙(2017年と2019年)が行われたのは、例外的でもあり皮肉でもある。でも今度ばかりは、5年間の任期いっぱい、保守党政権が務め上げることはほぼ確実だろう。
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