イランの港で大規模爆発、40人死亡・1200人負傷 消火活動続く

イラン南部にある同国最大の港、バンダルアバスで26日、大規模な爆発があり、少なくとも14人が死亡、700人以上が負傷した。写真はバンダルアバスで26日撮影(2025年 ロイター/Mohammad Rasoul Moradi/IRNA/WANA)
[ドバイ 27日 ロイター] - イラン南部にある同国最大の港、バンダルアバスで26日、大規模な爆発があった。国営メディアは27日、少なくとも40人が死亡、1200人以上が負傷したと伝えた。
爆発はイラン最大のコンテナハブである同港のシャヒードラジャイー地区で発生。周囲数キロにわたって窓ガラスが粉々になり、輸送用コンテナから金属が剥がれ、中の商品が大きな損傷を受けたという。
イランを巡っては、核問題を巡る米国との3回目の協議がオマーンで開催されたが、爆発との関連を示す証拠は確認されていない。
国営メディアによれば、27日の夜になっても火災は続いており、消火活動が行われている。
イラン赤新月社の代表は国営メディアに対し、午後の早い時間までに、火災は90%鎮火し、シャヒードラジャイーの影響を受けていない地区では港湾活動が再開されたと語った。
港にあった化学物質が爆発の原因とみられているが、正確な原因は不明。イラン国防省は、ミサイルに使用される固形燃料の誤った取り扱いに関連している可能性があるという国際メディアの報道を否定した。