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米の鉱物資源協定案、ウクライナ防衛につながらず=ゼレンスキー氏

2025年02月16日(日)15時18分

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、米政府から提示された鉱物資源協定案について、ウクライナの求める安全保障条項が盛り込まれておらず、現時点で国益にならないとの認識を示した。写真はウクライナと米国の国旗。24年8月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)

Jonathan Landay Tom Balmforth Dan Peleschuk

[ミュンヘン 15日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、米政府から提示された鉱物資源協定案について、ウクライナの求める安全保障条項が盛り込まれておらず、現時点で国益にならないとの認識を示した。

関係筋によると、米国はウクライナの重要鉱物資源の50%の所有権を取得することを提案。協定案はベッセント米財務長官が12日にキーウ(キエフ)を訪問して提示した。

ゼレンスキー氏は米国の協定案について「今日のわれわれの国益にならない」とし「この文書には安全保障に関する具体的な情報があまり盛り込まれていない。私にとっては、ある種の安全保障とある種の投資の間の結びつきが非常に重要だ」と記者団に述べた。

関係筋によると、ゼレンスキー氏は米国が12日に協定案を提示した際、署名を断った。同氏は国内憲法に沿った自身の鉱物協定案について米国側と協議したという。

ロイター
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