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北朝鮮は「戦争能力向上」、ウクライナ戦争で経験蓄積 米が警告

2025年01月09日(木)11時38分

 1月9日、米国は8日、北朝鮮軍兵士がロシアでウクライナと交戦することで経験を積み、「周辺国に戦争を仕掛ける能力」を高めていると警告した。写真は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領。昨年6月、北朝鮮の平壌での代表撮影(2025 ロイター)

Michelle Nichols

[国連 8日 ロイター] - 米国は8日、北朝鮮軍兵士がロシアでウクライナと交戦することで経験を積み、「周辺国に戦争を仕掛ける能力」を高めていると警告した。

北朝鮮による6日のミサイル発射を巡り開かれた国連安全保障理事会の会合で米国の代表は、1万2000人以上の北朝鮮兵がロシアに派遣され、先月から西部クルスク州でウクライナ軍と交戦していると指摘。

「北朝鮮はロシア軍の装備や技術、経験を提供されることで大きな恩恵を受け、周辺国に戦争を仕掛ける能力を高めている」と述べた。また、北朝鮮がこうした能力向上を利用し、世界各地で武器売却や軍事訓練契約を推し進めようとする可能性が高いとした。

北朝鮮の金星国連大使は、防衛力強化の一環だとして6日のミサイル発射を正当化し、米国を二重基準で非難した。

ロシアのネベンジャ国連大使は日米韓が軍事演習で北朝鮮を挑発していると改めて主張。ロシアが人工衛星や宇宙関連技術を北朝鮮と共有する意向だとする米国の主張を「全く根拠がない」と一蹴した。

ロイター
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