ニュース速報
ワールド

オマル米下院議員、民主党予備選に勝利 左派への逆風跳ね返す

2024年08月14日(水)16時26分

 8月13日、米民主党左派のイルハン・オマル下院議員(ミネソタ州・写真)は11月の下院選に向けた党の予備選で勝利した。写真は13日、ミネソタ州ミネアポリスで撮影(2024年 ロイター/Ben Brewer)

Richard Cowan

[ワシントン 13日 ロイター] - 米民主党左派のイルハン・オマル下院議員(ミネソタ州)は13日、11月の下院選に向けた党の予備選で勝利した。同氏は「スクワッド」と呼ばれる革新派の一人。これまでにスクワッドの議員2人が予備選で敗れている。

ミネソタ州務長官の集計によると、217選挙区のうち216選挙区の結果が報告され、オマル氏の得票率は56.2%、ミネアポリス市議会議員を務めたドン・サミュエルズ候補は42.9%だった。

オマル氏は2018年の選挙で「スクワッド」を創設した4人の左派女性議員の1人で、11月5日の選挙では4期目となる再選が見込まれている。

スクワッドのメンバーだったジャマール・ボウマン下院議員(ニューヨーク州)とコーリ・ブッシュ下院議員(ミズーリ州)は、親イスラエルのロビー団体AIPACから多額の支援を得た対立候補に予備選で敗れている。

ボウマン、ブッシュ、オマルの3氏はパレスチナ紛争を巡り、バイデン大統領がイスラエルを支持することに反対を表明していた。

また20年の選挙時に前面に出ていた政府による医療サービス支援や警察予算の削減など、左派の主張の一部が民主党内で勢いを失っていることが示された。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政権文書、アリババが中国軍に技術協力と指摘=FT

ビジネス

エヌビディア決算にハイテク株の手掛かり求める展開に

ビジネス

トランプ氏、8月下旬から少なくとも8200万ドルの

ビジネス

クーグラー元FRB理事、辞任前に倫理規定に抵触する
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 4
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    「腫れ上がっている」「静脈が浮き...」 プーチンの…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中