[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のブロック総裁は8日、インフレ抑制のために必要なら利上げをためらわないと述べた。基調的なインフレ率が高止まりする中、タカ派的な姿勢を示した。

同総裁は講演で、インフレ上振れリスクを警戒していると改めて表明。「(利上げは)人々が聞きたくないことだと分かっている。だが、高インフレ持続という選択肢はさらに悪い。誰もが痛手を受ける」と述べた。

総裁は「現時点で金利を引き下げられる要因が何なのか分からない。他の国ほど金利を引き下げられなかったことは忘れてはならない。そのため多少注意する必要がある」と述べた。

一方、経済がこれまで想定していたよりも急速に減速し始めた場合には利下げをためらわないと説明した。

総裁のタカ派的な発言にもかかわらず、市場は依然として、11月に中銀が利下げを開始するとの見方を46%織り込んでいる。12月の利下げ開始はほぼ完全に織り込まれている。

一方、ウエストパック銀行は、利下げ開始は2月になると予想している。従来予想の11月から後ずれさせた。

ウエストパック銀行のチーフエコノミスト、ルーシー・エリス氏は「今後の予測を巡る豪中銀の確信度は、短期的な行動の検討に至るほどは高くない」と説明した。

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