ニュース速報
ワールド

独ケルンの空港が運航再開、環境活動家団体の妨害受け一時停止

2024年07月25日(木)00時08分

 7月24日、ドイツのケルン・ボン空港は、気候変動活動家団体による妨害のため全ての航空便の運航を停止したと発表した。24日撮影(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)

[フランクフルト 24日 ロイター] - ドイツのケルン・ボン空港は24日、気候変動活動家団体による妨害のため全ての航空便の運航を停止したと発表した。午前6時から数時間にわたり停止されていた運航は午前中には再開された。

気候活動団体「ラスト・ジェネレーション」はX(旧ツイッター)に航空便の運航を妨害していると投稿し、メンバーの一人が滑走路に手をつけている写真を公開した。

ラスト・ジェネレーションは、ドイツ政府に対し、2030年までに石油、ガス、石炭から撤退する国際合意を追求するよう求めている。

同団体は、この日は英国、オーストリア、オランダ、スイス、カナダ、米国、スコットランド、ノルウェーでも「空港で同様の平和的・市民的な抗議行動」が計画されていることを明らかにした。

同団体の活動家ローニャ・クエンクラー氏はケルンでの抗議活動後、「きょうは始まりに過ぎない。今後数週間でドイツ、欧州、そして世界中でこれを繰り返すつもりだ」とコメント。26日に開幕するパリ夏季五輪が標的になる可能性についてはコメントを控えた。

英ロンドンのヒースロー空港やオーストリア・ウィーン国際空港、ノルウェー・オスロ空港、スイス・チューリッヒ空港でも環境活動家による抗議活動があったが、各当局によると妨害は阻止され、大幅な運航遅延は報告されていないという。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、8月下旬から少なくとも8200万ドルの

ビジネス

クーグラー元FRB理事、辞任前に倫理規定に抵触する

ビジネス

米ヘッジファンド、7─9月期にマグニフィセント7へ

ワールド

アングル:気候変動で加速する浸食被害、バングラ住民
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...その正体は身近な「あの生き物」
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    「腫れ上がっている」「静脈が浮き...」 プーチンの…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中