ニュース速報
ワールド

EXCLUSIVE-米財務省、オーストリア大手銀に警告 ロシアとの取引で=関係筋

2024年05月15日(水)18時52分

 5月15日、米財務省はオーストリアの銀行大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)に対し、ロシアとの取引を理由に米金融システムへのアクセスが制限される可能性があると警告した。関係筋が明らかにした。写真はRBIのロゴ。昨年3月、ウィーンで撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

John O'Donnell Alexandra Schwarz-Goerlich

[フランクフルト/ウィーン 15日 ロイター] - 米財務省はオーストリアの銀行大手ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)に対し、ロシアとの取引を理由に米金融システムへのアクセスが制限される可能性があると警告した。関係筋が明らかにした。

アデエモ財務副長官が今月6日にRBIに書簡を送り、ロシアでの事業拡大や、制裁を受けたロシアの大物実業家オレグ・デリパスカ氏との15億ドルの取引について懸念を示したという。

関係筋によると、デリパスカ氏に関連した取引は書簡が届いた数日後に打ち切られたが、RBIのロシア事業に対する米財務省の懸念は依然として残っている。

RBIの広報担当者はデリパスカ氏に関連した取引から手を引いたことを確認した上で、ロシアでの活動を大幅に減らしており、制裁によるリスクを軽減するための措置を講じたと説明。ロシア子会社の分離に向けて引き続き努力すると述べた。

ロシアのウクライナ侵攻以来、西側の多くの政府・企業はロシアとの関係を大幅に見直す一方、オーストリアは重要なガスパイプラインを通じてロシアと引き続きつながっており、金融ハブの役割を依然として果たしている。

オーストリア財務省の報道官は、RBIがロシア事業の分離を約束したことに言及し、全ての制裁が尊重されているとの認識を示した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

リオのカーニバルでルラ大統領たたえるパレード、野党

ワールド

カナダ首相、3月にインド訪問 包括的経済連携協定を

ワールド

北朝鮮、新築住宅の建設目標達成と国営メディア 党大

ビジネス

午前の日経平均は続落、451円安 主力株中心に利益
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中