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ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定に一部加盟、陸路の国境審査は継続

2024年04月01日(月)09時09分

 3月31日、ブルガリアとルーマニアが、欧州各国との間で自由往来を可能とするシェンゲン協定に一部加盟し、空港で大半の欧州連合(EU)加盟国向けの出入国審査が廃止された。ブルガリア・ソフィアの空港で撮影(2024年 ロイター/Stoyan Nenov)

[ソフィア 31日 ロイター] - ブルガリアとルーマニアが31日、欧州各国との間で自由往来を可能とするシェンゲン協定に一部加盟し、空港で大半の欧州連合(EU)加盟国向けの出入国審査が廃止された。

両国の全面的なシェンゲン協定加盟には、不法移民対策が不十分との理由でオーストリアが反対。このため陸路での国境審査は継続される。

ブルガリアのストヤノフ内相は同日、年内にはシェンゲン協定へ完全に加盟するはずで、陸路での審査もなくなると説明。ルーマニア政府も年内には陸路の国境審査を撤廃する交渉を終えることができると見込んでいる。

EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「空路と海路の国境審査廃止を歓迎する。両国にとってこれは大きな成功だ。全ての市民にとってより強く、一体化した欧州を建設するために、われわれは力を合わせていく」と述べた。

ロイター
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