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ボリビア、イスラエルと断交 コロンビアとチリも大使呼び戻す

2023年11月01日(水)16時52分

 南米ボリビア政府は31日、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を理由にイスラエルと断交したと発表した。コロンビアとチリも協議のため駐イスラエル大使を呼び戻した。ガザ中部で撮影(2023年 ロイター/Ahmed Zakot)

Daniel Ramos

[ラパス/エルサレム 1日 ロイター] - 南米ボリビア政府は31日、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を理由にイスラエルと断交したと発表した。コロンビアとチリも協議のため駐イスラエル大使を呼び戻した。

ボリビア、コロンビア、チリの3カ国は、イスラエルのガザに対する攻撃でパレスチナの民間人が死亡していると非難。

ボリビア政府高官は会見で「ガザで行われている攻撃的で不釣り合いなイスラエルの武力攻勢を拒絶・非難するため、イスラエルとの外交関係を断絶することを決めた」と表明した。

3カ国は停戦を要求。ボリビアとチリはガザへの人道支援物資の搬入を求め、イスラエルが国際法に違反していると非難した。

コロンビアのペトロ大統領は、今回の攻撃は「パレスチナ人民の虐殺」だとX(旧ツイッター)に投稿した。

メキシコやブラジルなど他の中南米諸国も停戦を呼びかけている。

ボリビアは今回の軍事衝突を受けてイスラエルとの断交を発表した最初の国の一つとなった。同国は2009年にイスラエルと断交したが、20年に外交関係を復活させていた。

イスラエル外務省は声明を発表し「(ボリビアが)テロとアヤトラ(シーア派宗教指導者)による政権に屈した」と非難した。

「両国の関係はそもそも中身のないものだった」とし、ボリビアの決定を重視しない姿勢を示した。

ロイター
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