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インドネシア来年の大統領選届け出開始、選挙戦が本格化
インドネシアで19日、来年2月に実施される大統領選の立候補の届け出が始まり、本格的な選挙戦の幕が開けた。写真は候補のプラボウォ国防相(左)。(2023年 ロイター/ in this photo taken by Antara Foto. Antara Foto/M Risyal Hidayat/ via REUTERS)
Stanley Widianto
[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシアで19日、来年2月に実施される大統領選の立候補の届け出が始まり、本格的な選挙戦の幕が開けた。
人口2億7000万人余りのインドネシアで約2億0500万人の有権者が、豊富な天然資源に恵まれ経済規模が1兆ドルを超える同国の指導者を選ぶことになる。次期大統領は外国からの投資誘致や川下産業の発展、化石燃料への依存からの脱却といった課題に取り組まなければならない。
選挙戦は事実上、プラボウォ国防相(72)、ジャワ州のガンジャル前知事(54)、ジャカルタ特別州のアニス前知事(54)の3人による争いになると予想されている。
アニス陣営とガンジャル陣営は19日に選管に立候補を届け出て政策方針を提出すると表明していた。
世論調査ではガンジャル氏とプラボウォ氏が激しく競り合い、アニス氏は大きく水を開けられている。プラボウォ氏は2014年と19年の大統領選にも出馬したが、いずれもジョコ大統領に敗れている。
闘争民主党(PDIP)選出のガンジャル氏は副大統領候補としてマフッド調整相(政治・法務・治安)と組み、アニス氏はイスラム教徒が支持基盤の国民覚醒党(RKB)のイスカンダル党首を副大統領候補とする予定。
プラボウォ氏はまだ副大統領候補を発表していないが、ジョコ氏の長男ギブラン氏が副大統領候補になるとの見方が出ている。
ジョコ大統領は今週、自身は大統領候補に全く関与しないと表明した。ただ政界関係者の話では、ジョコ氏は引退後も影響力を維持する意向であり、水面下でプラボウォ氏への支持集めに動いている。