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イスラエル首相、マスク氏に言論の自由とヘイトスピーチ対策の両立要請

2023年09月19日(火)07時26分

9月18日、 イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は、実業家イーロン・マスク氏と会談し、マスク氏が所有するX(旧ツイッター)において、言論の自由を守りつつもヘイトスピーチ対策に取り組むよう要請した。ローマで3月撮影(2023年 ロイター/Remo Casilli)

Sheila Dang Ari Rabinovitch

[18日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は18日、実業家イーロン・マスク氏と会談し、マスク氏が所有するX(旧ツイッター)において、言論の自由を守りつつもヘイトスピーチ対策に取り組むよう要請した。

マスク氏が旧ツイッターを買収して以降、反ユダヤ主義的な投稿が急増し、ユダヤ人の権利保護団体、名誉毀損防止同盟(ADL)が同氏の対応を批判。一方同氏は、具体的な証拠を示さずにADLが広告主に圧力をかけたせいでXの広告収入が大きく減ったと主張していた。

こうした中でネタニヤフ氏はマスク氏に対して「米合衆国憲法修正第1条(に定められた言論の自由)の範囲内で、反ユダヤ主義だけでなく、あらゆる憎悪主義を阻止できる道を見つけてくれると期待している。あなたはそうする決意だと承知しているが、(言論の自由とヘイトスピーチ規制の)釣り合う地点を探り出してほしい」と語った。

マスク氏は、反ユダヤ主義は認めない立場であるし、憎悪や対立をあおるいかなる動きにも反対していると答え、Xはヘイトスピーチを促進しないという従来の方針を改めて表明した。

ロイター
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