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シリア、EUに地震支援要請 約30万人避難の報道

2023年02月09日(木)06時33分

シリア国営メディアは、トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震により29万8000人以上が避難を余儀なくされていると報じた。ただ、これは政府支配下にある地域のみであり、反体制派が支配する北西部は含まれていないとみられる。写真は2月7日、シリアのアレッポで撮影(2023年 ロイター/White Helmets/Handout via REUTERS)

[ブリュッセル/ベイルート 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は委員会8日、トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震を受け、シリアから支援要請を受けたと明らかにした。

レナルチッチ欧州委員(危機管理担当)は記者団に対し「本日朝、シリア政府から市民保護機構を通じた支援の要請を受けた」と述べた。EUは、同機構を通じた追加緊急支援、および650万ユーロ相当の緊急人道支援を提供するという。

国連も、地震の影響で一時停止していた支援を再開する見込み。ある高官はトルコからシリア北西部への救援物資の輸送が9日に再開されるとの見通しを示した。

シリア国営メディアは、地震により29万8000人以上が避難を余儀なくされていると報じた。ただ、これは政府支配下にある地域のみであり、反体制派が支配する北西部は含まれていないとみられる。

シリア民間防衛隊は8日、大規模地震による死者が少なくとも1730人、負傷者は2850人以上に上っていると発表した。

ロイター
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