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EUタクソノミー、使い勝手向上が最優先課題=欧州委員
12月5日、欧州連合(EU)欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス担当、写真)は、持続可能な経済活動のEU独自基準である「タクソノミー」について、使い勝手を良くすることが最優先課題だと述べた。写真はブリュッセルで3月撮影(2022年 ロイター/Johanna GeronPool)
[ロンドン 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス担当)は5日、持続可能な経済活動のEU独自基準である「タクソノミー」について、使い勝手を良くすることが最優先課題だと述べた。
同委員は、来年の適用開始を控え、使い勝手に対する懸念が企業の間で出ていることを認識していると発言。
欧州議会で「タクソノミーの下での報告義務を果たす企業を支援するため、200以上のよくある質問を公表する」とし「タクソノミーを効果的に機能させることが私の目標だ。この使い勝手という問題を非常に慎重に検討する」と述べた。
SFDR(EU資産運用会社等のサステナビリティー開示規制)についても、一部の点を明確にするガイダンスを来年初めに公表する方針を表明。
環境に配慮するように見せかける「グリーンウオッシュ」を抑制する効果について、来年初めに市中協議を行う方針も示した。
CSRD(企業サステナビリティー報告指令)施行の技術的詳細も来年公開する。