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全制裁解除に応じない米の姿勢、核協議に大きな障害=イラン高官

2021年12月06日(月)11時18分

 12月5日、イランの高官は核合意再建に向けた協議について、米国がイランに対する全ての制裁を解除する要求に応じない姿勢を示していることが大きな障害になっているとの見方を示した。5月撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ドバイ 5日 ロイター] - イランの高官は5日、核合意再建に向けた協議について、米国がイランに対する全ての制裁を解除する要求に応じない姿勢を示していることが大きな障害になっているとの見方を示した。

核合意再建に向けイランと米国の間接協議は3日、来週まで一時中断されることになった。欧州当局者は、強硬的なイラン新政権による広範な要求に失望したと明かした。

イランのタスニム通信によると、あるイラン高官は「米政府が全ての制裁を解除することに後ろ向きなことが協議進展の主な課題となっている」と語った。

「われわれは、米政府が最大限の圧力をかけることを放棄し、欧州関係国が真の柔軟性と政治的意思を示して協議に臨めば合意に達することができると確信している」と述べた。

ロイター
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