トランプ米大統領は7日、トルコのエルドアン大統領と会談し、対トルコ制裁を解除すると表明した。米国製ステルス戦闘機「F35」のトルコへの売却を容認する可能性も示唆した。制裁の解除はトランプ大統領が同盟国とみなすトルコへの大きな譲歩となり、両国の関係改善に寄与するとみられる。
トランプ大統領は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議のためトルコの首都アンカラを訪問した。米大統領によるトルコ訪問は11年ぶり。空港でエルドアン大統領の出迎えを受けた後、トルコ大統領官邸に向かった。
トランプ大統領は大統領官邸で記者団に対し、エルドアン大統領を繰り返し称賛。エルドアン氏と「相性が良い」とし、米トルコ関係は「これまでで最も良好だろう」と強調した。
さらに会談に先立ち、「制裁を解除するつもりだ」と発言。「解除する時だ。友好国に制裁を科したくはない」とし、米国務長官や財務長官らがこの問題に取り組んでいると明らかにした。
トランプ政権は2020年、トルコによるロシア製防衛ミサイルシステム購入を理由に制裁を発動し、F35プログラムからトルコを除外した。
トルコへのF35売却については「トルコは多くの点で、われわれが忠実だと考える他の国々よりも、はるかに忠実だ。間違いなく検討されることになるだろう」と、楽観的な見方を示したものの、法的な障壁を踏まえ、具体的にどのように取引が行われるのかについては言及しなかった。
関係筋によると、トランプ大統領はトルコ訪問中にF35売却を支持する見通し。ここ数週間注目を集めている解決策の一つは、トルコが購入したロシア製防衛システムを第三国に移転する案だが、これに関する合意は依然成立していないという。
エルドアン大統領は、F35購入への期待を表明。「われわれは以前にも米国とこの件について協議し、5機の購入を約束されていた」とし、「トランプ大統領は常に約束を守る人物だと分かっている」と述べた。
一方、米下院超党派の議員団は先週、トランプ氏宛てに書簡を送り、米国の法律やトルコとイランの関係、そして「反イスラエル的な言説」を理由に、トルコへのF35売却について「深い懸念」を表明した。
共和党のジョン・コーニン上院議員は7日、Xへの投稿で、トランプ氏が同戦闘機の売却に前向きであるとする記事に言及しつつ、「これが誤報であることを願う」と述べた。

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