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欧州、コロナ感染再拡大の真の脅威に直面=WHO欧州事務局長

2021年11月04日(木)23時37分

世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は4日、域内で新型コロナウイルスの新規感染者数と死者数が急増していることから、欧州各国はさらなる感染拡大を抑制する取り組みを強化する必要があると述べた。10月撮影(2021年 ロイター/Janis Laizans)

[コペンハーゲン 4日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は4日、域内で新型コロナウイルスの新規感染者数と死者数が急増していることから、欧州各国はさらなる感染拡大を抑制する取り組みを強化する必要があると述べた。

記者会見で、欧州地域53カ国の現在の感染率は「重大な懸念」事項であり、感染力の強いデルタ変異株により新規感染者数が過去最高水準に近づいていると指摘。「われわれは新型コロナ感染者数の急増に対応するのではなく、そもそも発生しないようにするために戦術を変えなければならない」とした。

欧州地域では先週の新規感染者数が前の週から6%増加し約180万人に達したほか、死者数は12%増加した。

クルーゲ氏は、現行のペースが続けば来年2月までに新型コロナ感染症により欧州地域で新たに50万人の死者が出る可能性があると警告した。

ロイター
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