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仏政府がコロナ対策の新規則見直し、罰金導入は当面延期
7月19日、フランス政府のアタル報道官は、政府が新型コロナウイルス感染対策の新規則を見直したと明らかにした。パリで16日、エッフェル塔の観覧券購入い並ぶ人々(2021年 ロイター/Pascal Rossignol)
[パリ 19日 ロイター] - フランス政府のアタル報道官は、政府が19日、新型コロナウイルス感染対策の新規則を見直したと明らかにした。規則違反に対する罰金を大幅に引き下げ、導入計画を当面延期したという。
新規則では、8月から広範囲な場所で、ワクチン接種完了、または最近検査で陰性となるか新型コロナから回復したことを証明する政府発行の健康パスの提示を求められるとともに、医療従事者のワクチン接種が義務化される。見直し後も欧州で最も厳格な水準の規則となる。
今回の見直しでは、顧客の健康パス所持を確認していない事業者に科される罰金が4万5000ユーロから減額され、初回の1500ユーロ以下から度重なるごとに増額する方式に変更された。健康パスのチェック義務は規則適用に伴って導入されるが、罰金は当面導入しないという。
アタル報道官は記者会見で、試行期間が終わって罰金が導入される時期は明言できないと説明。その上で、新規則に適応するため与えられる猶予期間は1週間を超えるかもしれないが、1カ月にはならないだろうと述べた。