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新型コロナ封じ込め成功の豪州、首相「国境閉鎖の解除急がず」
オーストラリアのモリソン首相は4月18日、国境閉鎖の解除を急いで、新型コロナウイルスの封じ込めに成功している国内の状況をリスクにさらすことはしないと表明した。2020年11月、羽田空港で撮影(2021年 ロイター/ssei Kato)
[メルボルン 18日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は18日、国境閉鎖の解除を急いで、新型コロナウイルスの封じ込めに成功している国内の状況をリスクにさらすことはしないと表明した。
オーストラリアは昨年3月、非市民・永住者を対象に国境を閉鎖。ここ数カ月は海外から帰国する自国民を中心に人数を制限して入国を許可している。
国境閉鎖に加え、迅速なロックダウン(都市封鎖)や濃厚接触者追跡、ウイルス対策への地域社会の高い順守率により、感染抑制に成功。累計の感染者は約2万9500人、死者も910人にとどまっている。
モリソン首相はテレビ中継されたブリーフィングで、国境閉鎖の解除を急いでいないとし「世界の他の国々の現状とはかなり異なるわれわれの生活を危険にさらすようなことはしない」と述べた。
オーストラリアでは、短期のロックダウンを除き、ここ数カ月はほぼ自由な外食や集会が可能となっており、ほとんどの場所でマスクを着用しなくなっている。