ニュース速報

ワールド

米テキサス州の下院補選、候補者乱立 23人が立候補

2021年04月13日(火)08時18分

4月12日、 米テキサス州選出のロン・ライト下院議員(共和党)が新型コロナウイルス感染で死去したことに伴う補欠選挙に23人が立候補している。写真は米議会2017年9月撮影(2021年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米テキサス州選出のロン・ライト下院議員(共和党)が新型コロナウイルス感染で死去したことに伴う補欠選挙に23人が立候補している。

テキサス州は共和党の地盤だが、同州北部のライト氏の選挙区では民主党が勢力を伸ばしている。

補選は5月1日に実施される。民主党は支持者拡大に期待を寄せており、バイデン大統領の就任後に初めてテキサス州の有権者の声が反映されることになる。

2020年大統領選ではトランプ前大統領が得票率52%でテキサス州の選挙人を獲得。同州北部の下院選挙区では1980年代以降、共和党が議席を維持しているが、トランプ氏は同地区で辛うじて勝利を収めた。

トランプ氏は今回の補選でどの候補にも支持を表明していない。多数の候補者が乱立しているため、今年夏に上位2候補による決選投票が行われる可能性が高い。

決選投票は共和党候補と民主党候補の争いになる可能性も、共和党候補同士の争いになる可能性もある。

下院議員の死去やバイデン政権入りに伴う補欠選挙は、他にもニューメキシコ州(6月)、オハイオ州(11月)、フロリダ州(時期未定)で予定されているが、今回のテキサス州の補選が最も激戦になる可能性がある。

民主党は下院で7議席差で多数派を占めているが、就任前に新型コロナで死去した共和党議員の夫人で補選に勝利したジュリア・レットロー氏が下院議員に今週就任するため、議席差は6に縮まる。

テキサス州の補選には、民主党候補10人、共和党候補11人、独立系1人、リバタリアン (自由至上主義者)1人が立候補しており、選挙の行方は不透明。4月19日から期日前投票が始まる。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

7─9月期実質GDPは年率ー1.8%=内閣府(ロイ

ビジネス

NY連銀総裁、常設レポ制度活用巡り銀行幹部らと会合

ワールド

トランプ氏、カンボジアとタイは「大丈夫」 国境紛争

ワールド

コンゴ民主共和国と反政府勢力、枠組み合意に署名
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 6
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 7
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 8
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 9
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中