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ドイツ、EUによる入国制限の緩和要請を拒否

2021年03月04日(木)20時33分

ドイツは欧州連合に対し、新型コロナウイルス変異種感染抑制のための入国制限措置を継続すると通告した。チェコとの国境付近で2月撮影。(2021年 ロイター/David Cerny)

[ブリュッセル 4日 ロイター] - ドイツは欧州連合に対し、新型コロナウイルス変異種感染抑制のための入国制限措置を継続すると通告した。欧州連合の政策執行機関である欧州委員会やオーストリア、チェコからの制限緩和要請を退けた。

ドイツがEUに宛てた書簡をロイターが把握した。

欧州委員会は23日、ドイツ、ベルキー、デンマーク、フィンランド、ハンガリー、スウェーデンの6カ国に対し、渡航・国境制限は「行き過ぎ」とし、EU域内における物資や人の移動の管理を巡り協調的なアプローチを通じ対応するよう促した。

これに対しドイツは3月1日付でEUに書簡を送付。「国民の健康を保護する観点から、現時点では制限措置を維持せざるをえない」と回答した。

ドイツは先月、新型コロナ変異種の感染が拡大するチェコおよびオーストリアとの国境審査を厳格化していた。

ロイター
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