ニュース速報

ワールド

英などコロナワクチン接種意欲高く、仏は約半数が否定的=調査

2021年01月16日(土)01時33分

調査会社ユーガブが15日にロイターと共有した世界各国の世論調査によると、回答者は一般的に新型コロナウイルスワクチン接種に前向きな姿勢を示したが、ドイツや米国で開発されたワクチンより中国やロシア製のワクチンに対する不信感が大きいことが示された。写真はドイツで13日撮影(2021年 ロイター/Karina Hessland)

[ロンドン 15日 ロイター] - 調査会社ユーガブが15日にロイターと共有した世界各国の世論調査によると、回答者は一般的に新型コロナウイルスワクチン接種に前向きな姿勢を示したが、ドイツや米国で開発されたワクチンより中国やロシア製のワクチンに対する不信感が大きいことが示された。

ワクチンが受けられるようになった場合に接種に最も前向きなのは英国とデンマーク人。一方、フランスとポーランド人は最も躊躇する姿勢を示した。

世論調査は約1万9000人を対象に実施した。

また、欧州と北米、アジアの各国で、米国、ロシア、中国、ドイツ、英国の企業が開発したワクチン接種が始まる中、ワクチンを受ける意思がここ数週間、多くの国で改善していることが分かった。

英国では73%の人が接種すると答えた。デンマークでは70%。

しかし、米国ではワクチンを接種するとした回答者は47%で、昨年7月以降ほぼ横ばいで推移している。

ワクチンを接種しないと答えた人はポーランドで37%、フランスでは48%に上った。

感染を抑制するための各国政府の取り組みは、ワクチンに対する国民の信頼感が重要な要素となる。

世論調査では、多くの国で少数派ながらもかなりの人数が新型コロナワクチンを今すぐには受けないと答えた。大半の人はワクチンが安全かどうかを待って確かめたいと理由を述べており、根深い「ワクチン反対派」の見解に左右されている人は少ないことも分かった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米PCE価格指数、インフレ率の緩やかな上昇示す 個

ワールド

「トランプ氏と喜んで討議」、バイデン氏が討論会に意

ワールド

国際刑事裁の決定、イスラエルの行動に影響せず=ネタ

ワールド

ロシア中銀、金利16%に据え置き インフレ率は年内
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 6

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 7

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中